
小布施アーティスト・イン・レジデンスではどのような作品を制作しましたか?
和紙の中條さんの紙を使って、二作品
①世界はうつくしいと 長田弘
②谷川俊太郎の詩
カフェド珈茅の大空間、しかも高い天井から見下ろす形で、まずは葛飾北斎の波と龍と小布施の街と今回の企画のメンバーのつぶやきのようなステキな詩を同じ紙面に書いてみました。

小布施町には、どのような印象を持ちましたか?
不思議ですが、何か周りの地域とは違うまとまった色を感じました。
街全体に品があって、文化があって、かつ、観光や外から来た人も緩やかに受け入れてくれる温かさと。
また、未来に向けて古いものと新しいものを融合させるにはどうしたらいいか、と暮らしてる人たちの活気も感じ、とても魅力がある街という印象です。

今後、どのような作品を制作したいですか?
今回空間に合わせてとりあえず大きい平面の作品を作って終わってしまったのですが、その次にやりたくなったのは屋外の街に馴染む空間を生かした立体的な作品です。
それがあることで、周りの整然とした暮らし街並みが、ワクワクしたものに見えるような作品をつくってみたいです。
あとはもっとシンプルに和紙ならではの素材感と、墨色がストレートに心に届くような、シンプルな線だけで魅せる作品も作って道路に並べたいです。

最後に次回、小布施アーティスト・イン・レジデンスに参加を希望される方へ、メッセージをお願いします。
北斎が言わずもがな有名ですが、彼が小布施で作品を書いたのは最晩年。
それより、北斎を自身の莫大な私財を使って呼んできた小布施の豪商高井鴻山のことも知っておくとすごくおもしろいとおもいます。
(街のど真ん中に記念館があります)
調べれば調べるほど、彼も度肝を抜くアーティストです。
書家としては彼のエネルギーの強さを鴻山記念館ののぼり旗の書とか岩松院の入り口の書とかから感じて、インスパイアされてほしいです。
彼のまいたタネがいろんな形で今小布施に育ってることを感じながら過ごしていました。
ほんとうに稀有なくらい新しいひと、新しいもの、エネルギーに懐の広い街、街の方たちとも交流して、存分に楽しんでほしいなあと思います。